日本感染症学会

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平成27年度感染症専門医試験問題(抜粋)

最終更新日:2019年1月25日

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1.潜伏期間の最も短い食中毒の原因菌はどれか。

a 腸管出血性大腸菌
b カンピロバクター
c 黄色ブドウ球菌
d 腸炎ビブリオ
e サルモネラ

正解
c

2.急性肝炎の確定診断のために必要な肝炎ウイルスマーカーの組み合わせはどれか。

(1) HBs抗原
(2) HCV抗体
(3) HCV RNA定量
(4) IgM型HA抗体
(5) IgM型HBc抗体

a (1),(2),(3)
b (1),(2),(5)
c (1),(4),(5)
d (2),(3),(4)
e (3),(4),(5)

正解
e

3.63歳、男性。2日前に生の海産物を多量に摂食している。昨日、両下肢の腫張、発赤、水疱化が認められ、ショック状態となったため緊急入院となった。入院時に提出された血液培養からコンマ状のグラム陰性桿菌が培養されたとの報告があった。
本患者の基礎疾患として可能性の高いのはどれか。

a 肝硬変
b 高血圧
c 高脂血症
d 糖尿病
e HIV感染症

正解
a

4.市中肺炎の重症度分類であるA-DROPシステムに含まれる指標はどれか。

(1) 60歳以上
(2) BUN 21mg/dL以上または脱水あり
(3) SpO2 90%以下
(4) 体温38℃以上
(5) CRP陽性

a (1),(2)
b (1),(5)
c (2),(3)
d (3),(4)
e (4),(5)

正解
c

5.小児のマイコプラズマ肺炎の治療について正しいのはどれか。

(1) 治療の第一選択はマクロライド系薬である。
(2) マクロライド系薬の効果は、投与後2~3日以内の解熱で評価する。
(3) マクロライド感性菌に対するトスフロキサシンの抗菌活性は、クラリスロマイシンと同等である。
(4) マクロライド系薬が無効の肺炎には、クリンダマイシンが有効である。
(5) ミノサイクリンは短期間であれば年齢を問わず投与が可能である。

a (1),(2)
b (1),(5)
c (2),(3)
d (3),(4)
e (4),(5)

正解
a
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