感染症アトラス

一般社団法人日本感染症学会
 

「感染症アトラス」公開にあたって

 日本感染症学会の果たす役割の一つとして、感染症専門医をはじめとする関連資格を有する人材の育成があります。感染症専門医を例に取ると、平成30年10月現在で1,421名です。地域的な偏りもあって、わが国の感染症診療を担うには十分とは言えず、なお一層の充実が求められています。
 感染症診療を担う人材を育成する上での課題として、幅広い分野にまたがる各種感染症の診療経験が挙げられます。しかし頻度の低い疾患を含め、全てを経験することは難しいのが現状で、これは指導者の立場でも同様です。そこで比較的出会う機会の少ない感染症を取り上げて、診断に必要な画像(肉眼所見、放射線画像、内視鏡所見、グラム染色像、病理学的所見など)をまとめた「感染症アトラス」を公開することとなりました。
 それぞれの感染症に精通した学会員が、典型的な画像を厳選して作成しております。卒前卒後教育をはじめ、様々な場面で教育活動にお役立て頂ければと考えております。また今後疾患の種類を順次増やして参ります。ご希望の感染症がございましたら、学会事務局まで御意見をお寄せ下さい。本アトラスが人材育成の一助になることを願っております。

2018年12月

一般社団法人日本感染症学会
感染症専門医審議会
感染症専門医育成・教育部会
感染症アトラス担当 大毛 宏喜
部会長 山本 善裕
委員長 三笠 桂一
理事長 舘田 一博

感染症アトラス(会員限定)

 
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