レジオネラ症サーベイランス事業

一般社団法人日本感染症学会
 

研究の詳細

【研究方法】 対象症例の匿名化された診療データを用いて多施設共同で実施する後ろ向き観察研究

【研究組織】 日本感染症学会理事長、臨床研究促進委員会委員5名及び協力委員としてアステラス製薬からの3名によって組織されたアドホック委員会、並びに日本感染症学会員から組織されたワーキンググループから構成される。

【研究費】 アステラス製薬からの支援による。

【研究協力機関】 日本感染症学会のネットワークを駆使することで募集した協力医療機関

【研究対象】
(1) 2020年1月1日以降にCOVID-19と診断され、感染症法に基づき届出し、医療機関で入院治療した日本人患者
(2) 2021年3月31日までに医療機関でのCOVID-19の治療が完了し、退院、転院又は死亡退院した日本人患者

【予定症例数、研究期間】
(1) 登録症例数:2884例
(2) 研究期間:2021年3月(倫理委員会承認後)~2024年3月
   登録期間:2021年4月(倫理委員会承認後)~2021年12月

【主要目的】
日本人のCOVID-19患者における重症化因子を探索的に検討する。
重症化の定義:人工呼吸器及び体外式膜型人工肺療法(ECMO)、新たに導入された血液浄化療法〔持続緩徐式血液濾過透析(CHDF)などCOVID-19関連病態の治療を目的としたもの〕、又は、死亡

【副次目的】
日本人のCOVID-19患者における以下1~15のクリニカルクエスチョンを検討する。

  1. 血液型とCOVID-19重症化との関連
  2. 基礎疾患治療のための薬剤とCOVID-19重症化との関連
  3. リンパ球や血算分画とCOVID-19重症化との関連
  4. ワクチン接種歴とCOVID-19重症化との関連
  5. アレルギー性疾患とCOVID-19重症化との関連
  6. COVID-19重症化における新たな定義の探索
  7. COVID-19に伴う血栓症等(深部静脈血栓症、肺塞栓症、脳梗塞、心筋梗塞及びその他血栓塞栓症)、COVID-19に関連すると考えられる合併症の予測因子
  8. COVID-19経過中の抗凝固薬投与と予後との関連
  9. COVID-19経過中の感染性(細菌、真菌、ウイルス)合併症の頻度及び臨床的特徴
  10. COVID-19の高齢者の臨床的特徴(罹患期間及び発熱期間等)
  11. COVID-19に伴う細菌性合併症の起因菌及び臨床的特徴
  12. COVID-19に関連する後遺症の種類、割合及び予後
  13. COVID-19における産科治療が必要な症例に関する臨床的特徴
  14. COVID-19における外科治療が必要な症例に関する臨床的特徴
  15. COVID-19の初期症状の探索

お知らせ

  • COVID-19臨床研究及び共同研究機関専用サイトを公開しました。(2022.5.23)
    *現在は共同研究機関の募集はしておりません。

共同研究機関専用サイト
(アクセスにはIDとPWが必要です)

COVID-19重症化因子探索事業Ad-hoc委員会

青柳 哲史(東北大学大学院医学系研究科 感染病態学分野/総合感染症学分野)
荒岡 秀樹(虎の門病院 臨床感染症科)
川上 和義 (医療法人ひろせ会広瀬病院)
小泉 祐介(和歌山県立医科大学病院 感染制御部)
中村  造(東京医科大学 感染制御部・感染症科)
畑  啓昭(独立行政法人国立病院機構 京都医療センター 外科、感染制御部)

協力委員
加藤 研一(アステラス製薬株式会社 開発本部)
小林 知恵(アステラス製薬株式会社 メディカルアフェアーズ本部)
三木 隆司(アステラス製薬株式会社 開発本部)

*委員長

 
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