感染症アトラス

一般社団法人日本感染症学会

ツツガムシ病

症例:60代 男性

主訴:発熱、頭痛、倦怠感、発疹

病歴:
農業を営んでおり、普段から畑や裏山に出入りすることが多い。
ある年の5月初旬、受診の5日前より38℃台の発熱と紅斑が出現した。
紅斑は淡く、隆起は認めなかった。顔面、体幹、四肢に認められた。
精査加療目的に入院となった。


写真1


写真2

入院時採血所見


入院時採血所見

  • 血清のツツガムシ抗体 Karp型 10倍と陽性。
    Kato型、Gilliam型は陰性であった。
  • 痂皮を採取しPCR検査を施行したところ、やはりKarp型のOrientia tsutsugamushi陽性となった。
  • 上記からツツガムシ病と診断された。
    テトラサイクリン系抗菌薬(ミノサイクリン 200mg/日)治療が開始され、14日間の投与にて症状軽快し退院となった。

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