日本感染症学会

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専門医制度のお知らせ(新専門医制度への移行について)

最終更新日:2021年4月2日

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会員各位

平成31年4月8日

新専門医制度への移行について

 2018年4月より基本領域において、新専門制度の研修が開始されました。当学会の感染症専門医制度におきましても、新専門医制度への移行に向けて鋭意準備を進めてまいりましたが、新専門医制度におけるサブスペシャルティ学会のあり方について議論がなされている最中ですので、経緯などについてご説明申し上げます。

 日本感染症学会の感染症専門医制度につきましては、2016年9月7日の専門医機構理事会において、内科系サブスペシャルティ領域として認定されました。感染症専門医制度には、内科・外科学会をはじめとして16学会の基本領域があることから、専門医機構の指示の下、内科領域以外の基本領域に対しても新専門医制度への移行後も引き続きサブスペシャルティ学会としてお認めいただけるかどうか問い合わせを続けてまいりましたが、専門医機構においてサブスペシャルティ学会のあり方についての議論がまとまっていないこともあり、すべての学会からご返答をいただいているわけではありません。
 また、2018年4月にはサブスペシャルティ領域の専門医機構認定の基準が公開され、12月に内科領域との連動研修が可能であるため、2019年4月から専攻医の募集ができると専門医機構より連絡がございました。しかし、本年2月22日に開催されました「厚生労働省医道審議会医師分科会医師専門研修部会」において、すでにサブスペシャルティ学会として認定されている内科系15領域、外科系6領域、放射線2領域についても「暫定認定」であり、4月からの連動研修についても認められないとの意見がだされました。これを受けて、専門医機構・日本内科学会・日本外科学会は、サブスペシャルティ学会の認定と連動研修についてはすでに承認済であり、引き続き認めるよう3月22日開催の「厚生労働省医道審議会医師分科会医師専門研修部会」にて説明をされましたが、連動研修については地域医療などに与える影響などの情報が不十分であり、連動研修の開始を見送るべきではないかとのことで、既に連動研修としてプログラムを行なっている専攻医については、不利益が生じないよう遡及措置等で配慮するとのことでした(2019年3月27日付「基本領域とサブスペシャルティ領域との連動研修について」日本専門医機構 理事長 寺本民生)。
 現段階では、当学会は新専門医制度下の研修はカリキュラム制でおこない、但し、症例登録については、内科学会のJ-OslerをカスタマイズしたJAID-J-Oslerの運用で準備を進めているところでございます。現状では、我々は事態の推移を見守り、変化があれば迅速に対応していきますので、感染症専門医を目指す先生方におかれましては基本領域学会の研修を引き続き粛々と積んでいただきますようにお願い申し上げます。今後の状況は流動的で不透明なため、新たな方針が決まりましたらその都度ホームページ等でご案内させていただきます。

一般社団法人日本感染症学会
理事長 舘田一博
感染症専門医審議会
委員長 四柳 宏
前委員長 三笠桂一

専門医研修制度整備基準(案)
専門医研修カリキュラム(案)

※整備基準(案)とカリキュラム(案)は今後変更となる場合がございます。
※基本領域学会との連動研修については、見直しとなる場合もございます。

基本領域とサブスペシャルティ 領域との連動研修について(一般社団法人日本専門医機構 2019年3月27日)

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