日本感染症学会

ガイドライン・提言Guidelines

65歳以上の成人に対する肺炎球菌ワクチン接種に関する考え方

最終更新日:2024年4月19日

 2014年10月から23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン(PPSV23)が65歳以上を対象に定期接種(B類疾病)となりましたが、2015年以降本学会では「考え方」第1~4版を公表してきました。これまで継続されてきた70歳から5歳ごとの経過措置が2023年度で終了することとなり、2024年度からは65歳の者及び60歳以上65歳未満で日常生活が極度に制限される程度の基礎疾患を有する者だけが対象になります。それに伴い、日本呼吸器学会、日本感染症学会、日本ワクチン学会の合同委員会は「考え方」の第5版を作成し公開することとしました。Life-course immunizationの考え方に基づいて、高齢者やハイリスク者に肺炎球菌ワクチンがさらに普及してゆくことを願っております。

 一般社団法人日本感染症学会
ワクチン委員会
委員長 西 順一郎

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