日本感染症学会

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新専門医制度への移行についてのご案内(第3報)

最終更新日:2023年4月24日

会員各位

新専門医制度への移行についてのご案内(第3報)

 現在の感染症専門医の約8割は内科を基本領域としています。新専門医制度下における感染症領域も既に内科サブスペシャルティ領域として機構の認定を受けており、日本感染症学会でもまずは内科を基本領域として整備基準・カリキュラムの作成を進めてまいりました。
 感染症領域はサブスペシャルティ領域であり、その基盤となる基本領域の経験、知識の上に成り立つ領域です。そのため、基本領域での経験が異なる専攻医に対し、同じカリキュラムで研修を行うことが可能かどうか、また感染症専門医の医師像として掲げている「全身の系統的診療を行うのが感染症専門医である」を満たすことが出来るのか、という点が整備基準・カリキュラム作成にあたり大きな課題となっておりました。
 (1)既に基本領域の新専門医が誕生していること、(2)同時期に機構認定を受けた他のサブスペシャルティ領域のうち基本領域との連動研修可能な領域については2022年より新専門医制度が始まっていること、(3)感染症専門医を目指す専攻医に不利益が生じないためには早期に新専門医制度へ移行することが必要であることから、まずは内科・小児科(調整中)の2つの基本領域について新専門医制度を開始するという結論に至りました。
 その他の基本領域については、引き続き日本専門医機構や基本領域との意見交換を行い、承認が得られ次第、新専門医制度の基本領域として追加していく予定です。それまでの間は現行の学会認定専門医の取得を目指していただくこととなります。追加までには時間を要することとなりますが、ご了承ください。
 なお、2015年度までに医師免許証を取得された方で、基本領域が内科、小児科領域の場合は、2028年度をもって学会認定専門医の申請は終了となりますので、ご留意ください。
 新専門医制度については、現在も検討が続けられており、今後も変更が生じる場合がございます。新たな方針が決まりましたらその都度ホームページ等でご案内させていただきます。

令和5年4月24日

一般社団法人日本感染症学会
理事長 四柳 宏
感染症専門医審議会
委員長 山本善裕

学会認定および機構認定感染症専門医について

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