日本感染症学会

ガイドライン・提言Guidelines

「抗菌薬含浸中心静脈カテーテル適正使用基準」について

最終更新日:2015年9月24日

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 この度、抗菌薬含浸中心静脈カテーテルが薬事承認されました。本品は、カテーテルに抗菌薬(ミノサイクリンおよびリファンピシン)を含浸させ、中心静脈ライン関連血流感染(CLABSI)の発生を抑制することを目的として開発された資材です。ただ本品は、基本的な感染症対策に代わるものではなく、本品の使用は耐性菌発現の潜在的リスクを伴うため、一般社団法人日本感染症学会は、本品を有効かつ安全に使用するための適正使用基準を作成いたしました。
 本品の使用に当たりましては、本基準を参考とし、本品を使用する必要性が高いと判断される患者さんに対して、適正に使用していただくようお願い申し上げます。
 なお、本適正使用基準の作成にあたっては、公益社団法人日本化学療法学会、一般社団法人日本環境感染学会、一般社団法人日本臨床微生物学会からご意見を頂戴いたしました。

平成27年9月16日

一般社団法人日本感染症学会
理事長 岩田  敏
院内感染・感染制御委員会
委員長 竹末 芳生

抗菌薬含浸中心静脈カテーテル 適正使用基準

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