日本感染症学会

ガイドライン・提言Guidelines

「個別化医療としてのファージ療法指針」について

最終更新日:2026年3月16日NEW

 薬剤耐性(AMR)菌による感染症は世界的な公衆衛生上の脅威であり、新規治療法の開発は喫緊の課題となっています。こうした状況を背景に、抗菌薬に代わる治療選択肢として、細菌に特異的に感染するウイルスであるバクテリオファージを用いた「ファージ療法」が国際的に再注目されています。欧州では多施設共同研究による臨床データの蓄積が進み、米国ではFDAのExpanded Access制度のもと個別化ファージ療法の実施例が報告されるなど、治験型・医師主導型の双方で着実な進展がみられます。

 日本感染症学会は、わが国においてもこの革新的治療法の研究・実施を推進し、患者に安全かつ倫理的妥当性の確保された形で届けることを目的として、「個別化医療としてのファージ療法指針」を策定しました。本指針が国内におけるファージ療法の研究の推進と適切な実施の一助となることを願っています。
 

2026年3月16日

一般社団法人日本感染症学会
理事長 松本哲哉

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