日本感染症学会

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COVID-19臨床研究における協力医療機関の募集について

最終更新日:2021年4月1日

会員各位

 COVID-19は2019年12月に中国湖北省武漢市を中心に発生した新型コロナウイルスによる新興感染症で、その後世界各国に拡大しパンデミックの状態に至っています。わが国での感染者は45万人を超え、9000人以上が本感染症で命を落としています(2021年3月31日現在)。発生から1年余りが過ぎ多くの臨床的知見が得られていますが、未だ不明な点が多くその臨床特性の解明が求められています。
 日本感染症学会では、会員のネットワークを活用したCOVID-19臨床研究を実施することを計画しています。現在進行中のレジストリー研究とは異なる視点で、Question-Oriented Surveyとして特色のある臨床研究を実施できればと考えています。本研究は、これまでに報告されている多数の関連論文のエビデンスを学会のネットワークを通して検証していくとともに、臨床症例の中の疑問を抽出し、次の前向き研究を考案する上での基盤となる情報を収集することを目的としています。詳細については以下の趣意書をご覧下さい。
 現在、全国から20医療機関のご協力を得て研究計画の作成を完了し、東北大学の倫理委員会(中央一括審査)で承認が得られています。本研究は、日本感染症学会のビッグデータを活用し、会員の先生方のご協力をいただきながら進めていきたいと考えています。ご協力いただける医療機関を募集しますので、可能な施設におかれましては学会事務局までご連絡下さい。

2021年4月1日

一般社団法人日本感染症学会
理事長 舘田 一博

臨床研究促進委員会
委員長 川上 和義

 

募集期間:2021年4月1日(木曜日)~4月21日(水曜日)
倫理審査:自施設の倫理委員会、あるいは東北大学の倫理委員会で中央一括審査も可能です。
研究費:アステラス製薬からの支援による。
問合せ・連絡先:日本感染症学会臨床研究促進担当 jaid-ct@kansensho.or.jp

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