日本感染症学会

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「strain、variant、lineage、clade」の訳語について

最終更新日:2022年6月7日

 日本感染症学会では2021年1月に報道機関宛に変異“種”という表現を変異“株”と表記するよう依頼する文書をホームページに公開いたしました。これ以降も本ウイルスは変異を繰り返し、多くの報道機関では「○○株」という表記が定着いたしました。しかしながら「strain、variant、lineage、clade」の訳語については統一されたものがないため、日本感染症学会と日本ウイルス学会で検討し、以下を用いることと致しました。

 STRAIN:「株」、「系統」(動物ウイルスでは「株」が使用される場合が多い)
 VARIANT:「変異体」、「変異株」、「バリアント」
 LINEAGE:「系譜」、「系統」、「リネージ」(動物ウイルスでは「系統」が使用される場合が多い)
 CLADE:「クレード」、「系統群」、「分岐群」

一対一の対応になっていないのは、ウイルス研究領域で必ずしも単一の訳語が使用されているわけではないためです。

2022年6月1日

一般社団法人日本感染症学会
日本ウイルス学会

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