このたび公益社団法人日本化学療法学会及び一般社団法人日本感染症学会の合同委員会であるMRSA感染症の治療ガイドライン作成委員会は、2019年に公表した「MRSA感染症の治療ガイドライン　2019年改訂版」を改訂し公表することにいたしました。本ガイドラインは2013年に初版として公表し、これまで4回の改訂を行ってきましたが、感染症を取り巻く変化は早くMRSA感染症も例外ではありません。ここ数年は、新型コロナウイルス感染症の対応に追われた感がありますが、耐性菌対策の重要性が再認識されたともいえます。
　MRSA感染症診療においては、感染対策に加え、個々の症例に応じた適切な診療を行うことの重要性が増しています。今回の改訂で、MRSA感染症の診療ガイドラインと名称が変更されました。また、改訂の特徴として臨床に即したガイドラインをめざして、従来の叙述的な内容に加えてクリニカル・クエスチョン（CQ）を採用し、より臨床を意識した構成となっています。
　このたび、公表に先立ち、両学会のホームページ上でパブリックコメントを募集したいと存じます。皆様からの忌憚のないご意見、あるいはご要望をお寄せいただければ幸いです。なお、期間が限られておりますが、ご理解いただきますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

2023年12月21日
公益法人日本化学療法学会、一般社団法人日本感染症学会
MRSA感染症治療ガイドライン作成委員会
委員長 光武 耕太郎

意見募集期間

2023年12月21日（木曜日）～2024年1月12日（金曜日）

意見・情報の提出方法

一般社団法人日本感染症学会
メール：info@kansensho.or.jp

※会員番号、氏名、所属をご記入下さい。
なお、個々のコメントについては回答致しませんのでご了承下さい。

MRSA感染症の診療ガイドライン　2023年改訂版（案）
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