このたび公益社団法人日本化学療法学会および一般社団法人日本感染症学会の合同委員会である薬剤耐性(AMR)治療ガイダンス作成委員会では、グラム陰性薬剤耐性菌に対する治療の標準化と臨床現場での適正使用を目的として、「グラム陰性薬剤耐性菌治療ガイダンス」を新たに作成いたしました。
グラム陰性菌における薬剤耐性の問題は年々深刻化しており、特にESBLs産生菌、AmpC産生菌、カルバペネム耐性菌、多剤耐性緑膿菌などの出現は、感染症治療において大きな課題となっています。本ガイダンスでは、これらの耐性菌に対する最新の疫学情報と治療方針を、成人および小児の各感染症領域ごとに臨床的視点から網羅的に整理し、重要または課題となるポイントについてはクエスション形式でも取り入れて実用性を高めております。
つきましては、本ガイダンスの公表に先立ち、広く皆様のご意見・ご要望をお寄せいただきたく、両学会のホームページ上でパブリックコメントを募集いたします。限られた期間ではございますが、多くの現場の声を反映させるためにも、ぜひ忌憚のないご意見をお寄せいただけますようお願い申し上げます。
2025年10月23日
公益社団法人日本化学療法学会、一般社団法人日本感染症学会
薬剤耐性(AMR)治療ガイダンス作成委員会
委員長 栁原 克紀
意見募集期間が終了しました。沢山のご意見、ありがとうございました。









