日本感染症学会

ガイドライン・提言Guidelines

四学会連携提案 カルバペネムに耐性化傾向を示す腸内細菌科細菌の問題(2017)―カルバペネマーゼ産生菌を対象とした感染対策の重要性―

最終更新日:2017年11月2日

提言一覧に戻る

2017年10月25日

会員各位

 感染症関連四学会連携の提案として「カルバペネムに耐性化傾向を示す腸内細菌科細菌の問題(2017)―カルバペネマーゼ産生菌を対象とした感染対策の重要性―」をまとめさせていただきました。これは、近年問題となっているカルバペネムに耐性を示す腸内細菌科細菌の増加を受けて関連の委員会が今日におけるコンセンサスをまとめたものです。検査法においては、現在の自動機器では測定できないメロペネムのMIC0.25-1mg/Lの測定の必要性を示しています。また、カルバペネム分解酵素(カルバペネマーゼ)を産生する菌を対対象とする感染症対策・サーベイランスの重要性を指摘しています。本提案は、2017年10月の時点でのエビデンスをもとにまとめたものであり、今後、新しい検査法、治療法、そして効果的な感染対策法の確立により改訂される可能性があります。本提案が現場の先生方のお役に立つことを祈念しております。

公益社団法人 日本化学療法学会 理事長 清田  浩
一般社団法人 日本感染症学会 理事長 舘田 一博
一般社団法人 日本環境感染学会 理事長 賀来 満夫
一般社団法人 日本臨床微生物学会 理事長 賀来 満夫

公益社団法人 日本化学療法学会 耐性菌感染症対策ワーキンググループ
一般社団法人 日本感染症学会 院内感染・感染制御委員会
一般社団法人 日本環境感染学会 多剤耐性菌感染制御委員会
一般社団法人 日本臨床微生物学会 精度管理委員会

四学会連携提案 カルバペネムに耐性化傾向を示す腸内細菌科細菌の問題(2017)―カルバペネマーゼ産生菌を対象とした感染対策の重要性―

Copyright © The Japanese Association for Infectious Diseases All Rights Reserved.
このページの先頭へ