日本感染症学会症状からアプローチするインバウンド感染症への対応|感染症クイック・リファレンス

最終更新日:2025年4月13日

国際的マスギャザリングに関連したワクチン

国際的マスギャザリングの前に受けておきたいワクチンまとめ

定期接種対象者についてはすべて接種すべき年齢に応じて
必要回数の接種が行われていること

↓

事前に受けておきたいワクチン
疾患名 一般市民 医療関係者 大会関係者 メディア関係者
麻疹 +++ +++ +++ +++
風疹 +++ +++ +++ +++
髄膜炎菌 ++ ++
A型肝炎 ++
B型肝炎 +++
水痘
流行性耳下腺炎 ++ ++
インフルエンザ*

+++ 全員に強く推奨(定期接種が未完了もしくは不明のものを含む)、++ 感染のリスクが高いと考えられる人に推奨、+ 接種が好ましい、- 平時と同様の対応

↓

患者発生時に緊急的に接種を考慮するワクチン
状況 ワクチン
麻疹患者が発生した場合 原則としてMRワクチン
風疹患者が発生した場合 原則としてMRワクチン
侵襲性髄膜炎菌感染症患者が発生した場合 4価結合体髄膜炎菌ワクチン
A型肝炎患者が発生した場合 A型肝炎ワクチン
HBs抗原陽性の血液による汚染事故発生時 B型肝炎ワクチン
水痘患者が発生した場合 水痘ワクチン
ムンプス患者が発生した場合 おたふくかぜワクチン
インフルエンザ患者が発生した場合 一般的なインフルエンザ対策の実施*
破傷風のリスクが高い外傷患者が発生した場合 沈降破傷風トキソイド(TT)

*夏季は国内向けワクチンの供給が開始されていない

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